みなさんこんにちは、こんばんは!ピアニストの長田翔一です。
7/11、今度の日曜日は三浦海岸ムジカソアヴェさんでのサロンコンサートです。
以前にもお知らせ致しましたが、今回はフルーティストの島田結衣さんをお迎えしての60分程度の気軽なコンサート。
今回のピアノソロの曲はガーシュウィン「3つの前奏曲」を演奏します。
ガーシュウィンはアメリカ生まれの作曲家で38歳の若さでこの世を去ってます。
そして、ちょうど7/11がガーシュウィンの命日です。
この日にガーシュウィンを弾くなんて、凄い偶然です、(さっき知りました)
僕が今回演奏する「3つの前奏曲」は1926年ニューヨークのホテル・ルーズベルトで初めて演奏され、翌年、楽譜出版されてます。
3つの短い曲から構成させていて、ジャズやブルースの要素もある、20世紀アメリカの音楽としての名曲です。
明るく華やかな1番、気だるさと鬱々とした感じの2番、なんとも軽妙雰囲気の3番
1~3番までで6分程度の曲です。
この曲が作曲された1926年頃のアメリカは、狂騒の20年代とも言われ、第一次世界大戦に勝利し、空前の好景気に沸き、さまざまな人種が交ざり合うなか、新しい文化が生まれた時代です。
ジャズ・エイジとも言われ、享栄的な都市文化が発達し、ラグタイム、ジャズ、ブルースなどの多様性の中で、ガーシュウィンも黒人文化に心酔していったようです。
「3つの前奏曲」が1926年、ガーシュウィンの最も有名な曲「ラプソインブルー」が1924年、オペラ「ポーギーとベス」の初演は1935年。劇中の曲「サマータイム」は今でも多くのミュージシャンに演奏され、歌われています。
今回、時代背景や曲が作られた場所などを想像したりしながら、僕の演奏を聴いて貰えたら、更に楽しんでいただけるかと思い、簡単に事前に曲の紹介をさせて貰いました。
7/11にいらっしゃる方も、いらっしゃれない方も、是非、ガーシュウィンの「3つの前奏曲」を聴いて、狂騒の1920年代のアメリカ文化に浸ってみてはいかがでしょうか?
7/11、僕も曲が作られた背景をイメージして、みなさんに楽しんで貰える演奏ができたらと思います!
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