こんにちは、こんばんは、ピアニストの長田翔一です!
昨日のYouTube配信は、久しぶりのクラシック!ドビュッシー 前奏曲第1集より第10番「沈める寺」
この曲は、ドビュッシーが幼少の頃に読んだ、フランスのブルターニュ地方に伝わる「イース伝説」と言う洪水の伝説から着想を得た作品です。
その伝説とは、大きな教会の大聖堂が、地域の住人の不信仰や王女の嫉妬心などから大洪水が起こり、海に呑み込まれてしまうと言う伝説です。
かつて、海底に沈んでしまった大聖堂が、霧の立ち込める静寂の中、次第にゆっくりと波の中から姿を表します。
大聖堂の中からは、僧侶たちの歌が聞こえてきます。しかし、大聖堂はまた次第に波に呑み込まれ海に沈んでしまいます。後には霧の立ち込める静寂の世界が残ります。
今回、僕が意識して弾いたのは、霧の中の静寂の中での美しい音を、どのようにして出すか、大聖堂が浮かび上がって来た大きな音楽でのフォルテが固くならないように、
と言うのは大前提に。一曲の中で、静かに始まり、大きな波が来て、静かに引いていくイメージで演奏しました。
そんなところを感じ取って、聴いて頂けたら嬉しいです。
では、お聴きください!
いかがでしょう、
人を不思議な世界へと誘い込む、とても魅力のある曲ですよね🌊
これからも、有名な曲から一般的には知られていない傑作まで、クラシックのピアノも少しずつ配信して行きたいと思っています。
お見逃しのないよう、是非、チャンネル登録も宜しくお願い致します😊
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