みなさんこんにちは、こんばんは!ピアニストの長田翔一です。
今回のYouTube配信は、エルガー「愛の挨拶」です。
「Salut d´amour」は、フランス語です。
YouTubeで長田翔一と検索して、是非、お聴き下さい。
今回はピアノソロですが、過去にはヴァイオリンとのリモート演奏もありますので、是非、そちらも検索してお聴きいただけると嬉しいです!
この「愛の挨拶」と言う曲は、エルガーが妻アリスとの婚約の際に贈った曲です。
エルガーはイギリスの作曲家。
19世紀のイギリス、当時はまだ階級制度が色濃く残ってました。
無名の作曲家だったエルガーは、庶民階級。
地元で音楽活動をする傍ら、音楽教室で教師として働いていました。
一方、後に妻となるアリスは、既に世に出て活躍していた女流作家で、上流階級出身ながら、バリバリ働くキャリアウーマン。
エルガーよりも、かなり歳上でした。
ふたりは、アリスがエルガーの音楽教室にやってきたことがきっかけで出会います。
運命によって導かれたふたりですが、階級、年齢、宗教の違いなど、様々な困難を乗り越えて、無事に結婚します。
そんな時に作られた曲がこの「愛の挨拶」。
結婚後、国民的作曲家に上り詰めたエルガー。
しかし、その成功は、妻のアリスなしには成し得なかったそうです。
アリスは凄い妻っぷりを発揮します。
夫につくし、夫の気分に合わせ、創作意欲が湧くように、様々な工夫をします。
更に、夫を売り込むため、当時、重要な社交場であった、アフタヌーンティーを活用したりと、敏腕妻・敏腕プロデューサーとして、かなり活躍したそうです。
ベートーヴェンや、シューマン、エルガー、昔の作曲家たちは、女性に曲を贈るのが流行っていたんですね🤔
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